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2013年03月27日

電車の非常停止ボタンを押してみた!

私は押しボタンが大好きだ。例えば博物館の展示物でボタンを押すと、展示物が動いたり光ったりする。駅の案内地図でボタンを押すと、そこまでの道順を光の点滅で教えてくれる。ゲーム機や家電などのボタンを押すと、なにやら楽しいことが起きる。そんなボタン好きにとって気になるボタンは、「駅の非常通報ボタン」だ。気軽に押してはいけないものだとわかっているけれど、押すとどうなるか知りたくて仕方がない……。


1.
非常通報ボタンを押すと、ホームと駅の事務室で警報音が鳴り響く。同時に駅周辺の1km以内を走行するすべての列車に異常を通報する。運転士はこの通報を確認した場合、直ちに電車を緊急停止し、列車指令からの指示を待たなくてはいけない。

2.
列車が停止し安全が確保された。同時に駅員はボタンを押された場所を確認して現場に向かう。ここで、線路上の落下物、線路内の立ち入り、乗客の落下などを発見した場合はしかるべき処置を行う。その後、現場の状況を確認して列車を運行できると判断した場合、復旧作業を実施する。

3.
列車指令は駅員から安全確保の報告を受けて、付近の列車に運行再開を指示する。


駅の通報ボタンが押された場合、最悪の事態は乗客のホーム落下であり、そこに列車が進入すれば生命の危険が伴う。扉に身体の一部や鞄などが挟まって、ホーム上を引きずられてしまうことも考えられる。なので、駅の非常ボタンはまず列車を停める役割を持っている。その駅の駅員だけではなく、付近の列車に通知され、それらの列車の停止によって、他の列車の運行も抑制される。つまり、影響は全路線に及ぶ仕組みになっている。

これだけの影響力を持つボタンなので、酔っ払いなどにいたずらされては困る。そこで、各鉄道会社では、駅事務室の近く、ラッシュ時に係員が建つ場所など、非常警報ボタンを押しにくくしていた。しかし、この考え方は根本的に改められ、乗客が押しやすい位置に設置され、存在を周知徹底するようになった。

そのきっかけは、2001年1月26日に山手線新大久保駅で起きたホーム転落事故である。酒に酔った男性客がホームから線路に転落し、その乗客を助けようとした韓国人男子留学生と日本人男性の計3人が電車に轢かれて亡くなったという痛ましい事故だった。当時もホームには非常通報ボタンが設置されていた。しかし、この事故では、ホーム上にいた誰もが通報ボタンの存在を認識していなかった。もし非常通報ボタンが押されていたら、もっと手前の位置で電車が停まり、これほどまでの惨事にはならなかっただろうと言われた。

国土交通省はこの事件をきっかけに、鉄道会社全社に対してホームの安全対策を徹底するように指示した。その結果、各鉄道会社は非常通報装置の設置数を増やしたり、設置場所付近を黄色と赤色で目立たせたりと工夫している。危険だと思ったらボタンを押すよう呼びかけるポスターなども掲示されるようになった。前出の相模鉄道では、ホーム上の約40mおきに非常通報ボタンを設置しているとのことだ。

駅の非常通報ボタンは、その駅周辺のすべての列車を停める効力を持つ。たったひとつでも影響は大きい。なので、くれぐれもいたずらで押してはいけない。しかし、危険だと判断したら、躊躇せずに押そう。また、救出第一だからといって、慌てて線路上に降りてはいけないことも知っておきたい。

電車内に設置されている「非常ボタン」押すとどうなるの?

「非常通報ボタンが押されたため停止します」というアナウンスを電車で聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

その電車内にある非常ボタンを、先日、東京メトロ副都心線に乗車中に押す機会があった。車両内の男性が倒れこんでしまい、そのまま動かなくなってしまったそうで、たまたま一番ボタンの近くに居た私が押す役目をすることになったのだ。

初めての体験ににわかに緊張しながら、意外と硬いボタンの感触に、力をいれて押してみた所、すぐにサイレンが作動するでも、電車が止まるでも、大きな音でアナウンスが流れるというわけでもなかった。1.5秒程度の沈黙があり、付属のスピーカーから車掌の声が。

――「いまボタン押されました?」
「は、はい」と答える私。

――「どうしました?」と急いだ口調で乗務員が問う。
「男性が倒れてしまったようで……」と返答した。

――「わかりました。次の駅で対応します」と簡潔な返答がきた。

次の駅まで約2分そのまま走り続けた。駅についてドアが開いたところには、すでに3人程の駅員が担架を持って待っており、もののみごとにその男性を車内から出し、1分弱遅れでことなくその駅を出発することができた。

この素晴らしい連携プレーができたのも、このスピーカー付き非常ボタンのお陰なのだろう。

このボタン(車内非常通報装置/車内非常通報ボタン)は、私の乗った電車のように乗務員と通話可能なタイプ(対話式、通話式)と、乗務員室に表示が出るのみで通話ができないタイプとがある。

通話機能対応タイプの場合は、マイクを通じて話すことができるので、どのような異常なのかを乗務員が迅速に判断できるというメリットがある。急病人の場合などには緊急停止せずに、次の駅で対応するなど、異常の種類によって対応をかえることができるのだ。

国土交通省鉄道局によると、通話可能タイプでも、ブザーのみのタイプでも、押された場合には、(トンネル内や橋梁上を除いて)必ず、非常ブレーキで停車する取り扱いを行っている会社もあるとのこと
または、装置のタイプがいずれであるかにかかわらず、次駅まで走行してから対応するという事業者や、通話機能がある場合には通話によって内容を確認した後に対応を決めることとしている事業者もあり、対応はそれぞれの事業者ごと、またそれぞれの車掌や乗務員の判断で異なってくるという。

この非常ボタンは、電車によって設置している場所が異なる。JRの車両では多くの場合は各車両の連結部ドア横や車椅子スペースにあるそうだ。地下鉄や私鉄では、各車両の1または2カ所のドア横に設置されていることが多い。

ワンマン運転を行っている電車では、通話タイプのボタンが押された際、乗務員が対応できない場合、列車無線を通じて運転指令所の指令員が代って応対できるシステムの路線・車両もあるそうだ。

この非常ボタン、SOSマークが貼られて目立つようになっていたり、車内アナウンスでボタンについて案内したりと、積極的に乗客に存在を知らせようとしている。
ただ、それと同時にそのボタンを押すと、具体的にどのような対処がなされるのかも同時に詳しく案内していく必要があるのでは、と思う。「緊急停止させてしまうのは悪い」、「大きな音がなったり騒ぎになるのは嫌だ」と思ってしまい無理やり我慢して最悪の結果を招いたり、痴漢や暴力行為などを見て見ぬふりをする人もきっと多いはずだからだ。

臨機応変に対応ができる、こうしたスピーカー付きのボタンの設置をする電車は増えてきている傾向があるそうだ。こういったシステムが増えることで電車はさらに快適でスムーズ、便利な移動手段となるだろう。

なお、この装置をいたずらなどで使用すると、法律により罰せられる場合がある。
posted by じん at 01:48| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
てめえ! 死ね
Posted by at 2016年03月04日 08:52
 >>atさん
「車両内の男性が倒れこんでしまい、そのまま動かなくなってしまったそうで…」
とあるので、むしろ良い行動をしたのかと思いますよ
Posted by マー氏 at 2016年05月31日 17:10
 >>atさん
貴方こそ死んでしまえば日本にとって良かったのです.

思いやりの無い人は死んでしまえ(笑)
Posted by 山中優 at 2016年07月11日 10:18
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